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風水―欲望のランドスケープ。
Posted on Thursday, Feb 04, 2010 13:30
伝道師がみた風水風水の専門家によって書かれた本ではないが、それ故に風水の本質的な部分をとらえることに成功している。香港に派遣されたキリスト教の伝道師によって書かれたものだが、1873年に西洋人によって書かれたということが驚きの内容である。羅盤の各層についてかなり詳細な解説がある。
著者のアイテルは、中国の思想に尊敬の念を持って接しているが、その儲け主義に対してはかなり辛辣な物言いをしている。「風水とは、賢い母の愚かな娘である」がアイテルの出した結論だが、これはアイテルにとって風水が科学となり得るかといった問題提起に対しての答であろう。つまり風水は科学足りえないがアイテルの得た結論だった。
しかし「学」足りえない「術」が、「術」であるが故に豊かな世界を持ち得るということも近年はっきりしてきたことである。誰に対しても再現性を持ち得るという保証はどこにもないが、そうであってもトレーニングのシステムは存在し、それに従って訓練を積む事で得られるものがある。それは「学」の分析を越えており、「学」で全てを理解することは不可能に近い。もっとも「学」が進歩することで「術」を分析できる領域も拡大して行くであろうが。
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